会社設立の話 会社の設立にかかる費用

どうも!
沖縄の行政書士、酒井です。

今年の冬は暖かいなぁ~と思っていたら、昨日あたりから寒くなってきましたね。私は内地出身ですが、沖縄に来た最初の1、2年はちっとも寒さなんか感じませんでしたが、最近は気温20度を下回ると、「寒い・・・死ぬ・・・」と大げさなでっかいストーブに火を入れるようになってしまいました。内地の気温一桁なんてもう耐えられそうにありません・・・

ところで、会社設立の話です。
当事務所では株式会社、合同会社の設立手続のサポートを行っています。
行政書士事務所、司法書士事務所、税理士事務所、どこのウェブサイトを見ても、「会社設立承ります」と書いてあります。で、その報酬額もさまざま・・・

ある税理士事務所などは、「会社設立1980円」などと謳っていますが、じゃあ、1980円握り締めてその事務所の門を叩けば会社が出来上がるのか?というとそんなことはないです。何年間かの顧問契約が条件になっていて、「顧問契約はいらん!」といったら1980円では設立してはくれません。

株式会社を例にとって、最低限設立にかかる費用について書いてみます。

まず、株式会社の定款は公証人の認証を受けなければなりません。この定款認証の公証人手数料は5万円です。その他、定款の謄本が1通1,000円ちょっとかかります。また、定款は紙で作成しても電磁的記録で作成してもいいのですが、紙で作成すると4万円の収入印紙を貼らなければなりません。ここまでで、紙の定款なら9万円、電子定款なら5万円。

次に設立登記申請の際に収める登録免許税が最低15万円。(資本金の額×7/1000が、15万円に満たない場合は15万円になります。)

株式会社の法定費用は20万円強(紙の定款なら24万円)です。

ちなみに、合同会社の場合は、定款認証は不要なので、公証人手数料は要りません。登記申請の際の登録免許税は株式会社にくらべるとグッとお値打ちな、最低6万円です。(資本金の額×7/1000が、6万円に満たない場合は6万円になります。)定款に関しては株式会社と同じく、紙の定款なら4万円の印紙を貼付、電子定款なら印紙不要です。合同会社の法定費用は6万円くらい(紙の定款なら10万円)です。

つまり、会社を設立する場合、我々士業に依頼しなくても、株式会社なら20万円、合同会社なら6万円はかかるということです。

あと、株式会社、合同会社ともにわすれてはならないのが、資本金です。資本金は1円でも1億でもかまいません。1円ってのはあまり現実的ではありませんが・・・

その他にも、法定費用でなくても費用はいろいろとかかってきます。

で、当事務所にご依頼いただいた場合、提携司法書士の費用も含めると、株式会社だと32万円くらい、合同会社なら17万円くらいになってしまいます・・・

高いですか・・・?

会社設立の話は数回続ける予定ですが、次回、士業に依頼するメリット等について書きます。

では、また。